矢野義昭 習近平政権が新たな発展戦略として喧伝する「一帯一路」構想にはどのような安全 保障・軍事戦略上の意図が秘められているのであろうか。 またその真の目的は何か、提唱の背景となっている中国の国内事情には何がある のか […]
2021年7月
中国の軍事戦略と「一帯一路」-安全保障・軍事戦略と「一帯一路」発展戦略の関連-
矢野義昭 習近平政権が新たな発展戦略として喧伝する「一帯一路」構想は安全保障・軍事戦略とどのような関連にあるかを、戦区再編後の軍の配備と中国側文献に基づき検証する。 1 中国の海洋戦略の変遷と一帯一路構想提唱 […]
韓国の対応に怒る前に日本人として反省すべき点がある―我々は真摯な防衛努力を行ってきたか、国家に献身する覚悟はあるのか―
矢野義昭 最近、いわゆる徴用工(歴史的事実によれば「戦時契約労働者」と呼ぶのが正しい)問題や海上自衛隊機に対するレーダ照射事件など、韓国の日本への無法無謀な態度に対し、嫌韓意識が日本の国民の間で高まっている。 […]
中断に終わった米朝首脳会談の背後に秘められた米国の戦略―総合的なソフトパワーによる金独裁体制打倒か?―
矢野義昭 ハノイで2月27日と28日の2日間開催される予定だった第2回目の米朝首脳会談は、会談2日目に予定よりも早く中断された。「決裂」とみる向きもあるが、必ずしもそうとは言えない。なぜなら、米朝両政府とも米 […]
パンデミックの陰で強まる米中の覇権争い―高まる日本周辺での軍事的角逐と感染拡大の影響―
矢野義昭 4月7日に終に安倍首相により「緊急事態宣言」が発せられた。新型コロナウィルスによる感染症拡大は、東京都など都市圏で爆発的拡大の兆しを見せている。4月9日現在、世界では感染者は150万人を超え、死者も […]
尖閣諸島防衛のために必要な施策 ―シナリオと法制面からの分析・検討―
矢野義昭 中国は今年2月1日から海警法を施行し始めた。その背景には、長期的な戦略目標達成のための、法制面、作戦運用のシナリオ両面からの練り上げられた戦略が秘められている。 尖閣諸島は歴史的にも法的にもわが国固 […]
「あなたも狙われる、中国のスパイ法の恐るべき実態」
中国反スパイ法の実態 ―日本人として知っておくべき独裁を支える中国防諜法の恐るべき内容― 矢野 義昭 今年9月3日に中国社会科学院近代史研究所の招きで北京入りした北海道大学の教授が、9月8日、帰国時に空港で工作されると […]
派手な軍事パレードが如実に語る中国の内憂外患-IT強国が中国を崩壊に導きかねない皮肉と香港デモへの心配-
矢野 義昭 中華人民共和国建国70年を迎えた今年10月1日、かつてない規模の軍事パレードが挙行された。 パレードには、兵員約1万5000人、各種のミサイル、戦車、装甲車など約580の装備、軍用機160機以上が参加したと […]
文在寅政権で急増、大量破壊兵器転用物質流出 金額にして24倍、在韓米軍撤退も視野に風雲急な朝鮮半島
矢野 義昭 韓国の文在寅政権は日米との安全保障面での軋轢を強め、北朝鮮、中国に対する融和姿勢を強めている。 文在寅政権は本当に中朝との友好を前提とする安全保障政策に切り替えようとしているのであろうか? ■対馬領有を主張し […]
日本に核保有迫る狙いの第3回米朝会談 THAAD無効化で在韓米軍撤退へ、トランプ大統領が大決断
突然実現した第3回目の米朝首脳会談、その背景にある思惑 ―THAAD無効化と在韓米軍撤退への第一歩か?― 矢野義昭 G20の余熱が冷めやらない中、6月30日突如、板門店での第3回目の米朝首脳会談が実現した。韓国の文在寅大 […]