2021年7月

コラム

TPPへの中国参加表明について

福井県立大学教授 河原昌一郎  2020年11月20日にオンライン形式で開催されたAPEC首脳会議の場で、習近平はTPP(環太平洋貿易協定)への参加意欲を表明した。同年11月15日に署名されたRCEP(地域的な包括的経済 […]

コラム

中国の食糧不足

福井県立大学教授 河原昌一郎  今年になって中国の食糧不足に関する記事がしきりに掲載されている。打ち続く洪水被害、バッタ被害、干害等によって、中国の食糧生産が落ち込んだに違いないと見られているためである。中国の食糧不足が […]

コラム

自国の虚栄と世論の誘導-中国の新型肺炎対応から-

福井県立大学教授 河原昌一郎  中国人はメンツにこだわる。これは力の論理が支配する社会では、メンツこそが自己の影響力を維持し、利益を守るために必要なものだと考えられているためである。同様に、中国共産党政府は自国の虚栄にこ […]

コラム

人権問題でも「数の力」の中国外交

福井県立大学教授 河原昌一郎  中国・新疆のウイグル族に対する中国政府の弾圧が激しさを増している。2019年6月21日に米国務省は世界各国の信教の自由の状況をまとめて報告書を発表したが、それによれば、2017年4月以降、 […]

コラム

中国特有の外国商品不買運動

河原昌一郎  今年2月下旬、韓国ロッテが韓国政府に自社所有地をTHAAD配備地として提供したことによって、中国でロッテ商品の不買やロッテ店舗のボイコットが巻き起こった。ロッテに限らず、韓国商品の不買運動やイメージ低下によ […]

コラム

中国の言う「発展権」とは?

河原昌一郎  2016年12月1日、中国は「発展権白書」を公表し、中国では発展権が重視され、その実現が図られていることを主張した。引き続き、同年12月4日には、1986年12月8日に国連総会で採択された「発展の権利に関す […]

コラム

名誉とメンツ

河原昌一郎  名誉とメンツ(面子)は、似ている面も少なくないので混同して用いられている場合も少なからず見受けられるが、本質的には全く異なるものである。そして、日本は名誉の国であり、中国はメンツの国である。なぜか […]

コラム

安全と国民意識

河原昌一郎  一国の食品安全のレベルは国民意識によって定まると言われる。国家の安全保障に関することはとりあえずさておき、安全と国民意識との関係をまず身近な食品安全の問題で見てみたい。  食品の摂取は人間の生存に […]

コラム

多文化主義の主張には警戒を!

福井県立大学教授 河原昌一郎  多文化主義とは、国内にいくつかの少数民族が存在するときに、当該少数民族を多数民族と同化させるようなことはせず、少数民族の文化、伝統を守りつつ、多数民族と共生しようとする考えをいう。日本は、 […]

コラム

辺野古移設が憲法違反?

河原昌一郎  辺野古移設が何と憲法違反だと言う。平成31年1月24日に憲法研究者の有志なる130人が記者会見をして公表した声明によれば、辺野古移設は沖縄住民の民意に反して行われていることから、憲法が規定する民主主義や地方 […]

PAGE TOP