中国反スパイ法の実態 ―日本人として知っておくべき独裁を支える中国防諜法の恐るべき内容― 矢野 義昭 今年9月3日に中国社会科学院近代史研究所の招きで北京入りした北海道大学の教授が、9月8日、帰国時に空港で工作されると […]
コラム
派手な軍事パレードが如実に語る中国の内憂外患-IT強国が中国を崩壊に導きかねない皮肉と香港デモへの心配-
矢野 義昭 中華人民共和国建国70年を迎えた今年10月1日、かつてない規模の軍事パレードが挙行された。 パレードには、兵員約1万5000人、各種のミサイル、戦車、装甲車など約580の装備、軍用機160機以上が参加したと […]
文在寅政権で急増、大量破壊兵器転用物質流出 金額にして24倍、在韓米軍撤退も視野に風雲急な朝鮮半島
矢野 義昭 韓国の文在寅政権は日米との安全保障面での軋轢を強め、北朝鮮、中国に対する融和姿勢を強めている。 文在寅政権は本当に中朝との友好を前提とする安全保障政策に切り替えようとしているのであろうか? ■対馬領有を主張し […]
日本に核保有迫る狙いの第3回米朝会談 THAAD無効化で在韓米軍撤退へ、トランプ大統領が大決断
突然実現した第3回目の米朝首脳会談、その背景にある思惑 ―THAAD無効化と在韓米軍撤退への第一歩か?― 矢野義昭 G20の余熱が冷めやらない中、6月30日突如、板門店での第3回目の米朝首脳会談が実現した。韓国の文在寅大 […]
核兵器が使われる危機に直面する世界 相互核抑止態勢が不安定化、歯止めの利かない事態に
不安定になってきた相互核抑止態勢 ―新たな核軍拡時代の到来、核ミサイルとMDの攻防― 矢野 義昭 冷戦期以来維持されてきた、安定的な相互核抑止態勢がいま、不安定化している。新たな核軍拡時代到来の兆しも見える。このような、 […]
米国から集中砲火を受ける中国の半導体産業 30年前の日本を徹底研究、同じ轍を踏まない「攻囲突破」を模索
中国チップ産業の分析 ―中国チップ産業の競争と攻囲突破― 矢野義昭 米中貿易戦争は長期化の様相を見せ始めている。米中両政府は2018年12月の首脳会談で貿易戦争の「休戦」で合意し、米中で交互に閣僚協議を続けてきた。 トラ […]
日本は戦時中、核実験に成功していた ―R・K・ウィルコックス『日本の秘密戦争(Japan’s Secret War)』の検証―
日本は戦時中、核実験に成功していた ―R・K・ウィルコックス『日本の秘密戦争(Japan’s Secret War)』の検証― 元陸将補 矢野義昭 1.日本の大戦中の核開発をめぐる従来の定説とウィルコックスの新説 日本は […]
進む米国社会の分断
福井県立大学教授 河原昌一郎 しばらく前のことになるが、2019年8月にニューヨークタイムズ紙は「1619プロジェクト」に関する特集記事を掲載し、米国社会に少なからぬ波紋を広げた。「1619プロジェクト」とは、米国の建 […]
放置できない南シナ海
河原昌一郎 周知のとおり、日本は石油の約8割を中東に依存しており、その石油を運ぶシーレーンは南シナ海を通っている。南シナ海は、いわば日本の大動脈が通る海域であり、その動向によっては日本の命運をも左右する重大な問題となり […]
脅威の認識
河原昌一郎 巷間よく言われることであるが、幕末から明治にかけて、日本が列強の侵略を免れたのは、当時の日本が武士階級の支配する準軍事国家であり、各国の軍事情勢や国際問題に敏感で、日本にとっての脅威がどこにあるのか比較的よ […]