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放置できない南シナ海

河原昌一郎  周知のとおり、日本は石油の約8割を中東に依存しており、その石油を運ぶシーレーンは南シナ海を通っている。南シナ海は、いわば日本の大動脈が通る海域であり、その動向によっては日本の命運をも左右する重大な問題となり […]

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脅威の認識

河原昌一郎  巷間よく言われることであるが、幕末から明治にかけて、日本が列強の侵略を免れたのは、当時の日本が武士階級の支配する準軍事国家であり、各国の軍事情勢や国際問題に敏感で、日本にとっての脅威がどこにあるのか比較的よ […]

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次に戦争が起こるのは?

河原昌一郎  戦争の原因は文明の衝突だと言う人もいる。確かに、最近のイスラム国と欧米諸国との戦闘行為は、外観上、イスラム文明とキリスト文明が衝突しているように見え、また、イスラム国は戦略的意図から「異教徒に対す […]

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韓国に信義がないのは?

河原昌一郎  ドイツ・ボンで開かれたユネスコ世界遺産委員会で、今年7月5日、「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産として登録されることとなったが、同委員会における韓国の行動は、韓国という国の信義のなさをあらためて日本人 […]

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共産党支部化する台湾の国民党

福井県立大学教授 河原昌一郎  台湾の国民党の中国共産党支部化が進んでいる。2019年11月13日に、国民党は、2020年1月に予定されている立法委員選挙(総統選と同時に実施)の比例代表の候補者名簿を発表したが、この候補 […]

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深まる台湾外交のジレンマ

河原昌一郎  アメリカ建国の父の一人とされるベンジャミン・フランクリンの言葉の中に、「安全のために自由を引き替えにする者は、自由も安全も受けるに値しない。」という名言がある。自由を犠牲にすれば一時的な安全を得ることはでき […]

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TPPへの中国参加表明について

福井県立大学教授 河原昌一郎  2020年11月20日にオンライン形式で開催されたAPEC首脳会議の場で、習近平はTPP(環太平洋貿易協定)への参加意欲を表明した。同年11月15日に署名されたRCEP(地域的な包括的経済 […]

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中国の食糧不足

福井県立大学教授 河原昌一郎  今年になって中国の食糧不足に関する記事がしきりに掲載されている。打ち続く洪水被害、バッタ被害、干害等によって、中国の食糧生産が落ち込んだに違いないと見られているためである。中国の食糧不足が […]

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自国の虚栄と世論の誘導-中国の新型肺炎対応から-

福井県立大学教授 河原昌一郎  中国人はメンツにこだわる。これは力の論理が支配する社会では、メンツこそが自己の影響力を維持し、利益を守るために必要なものだと考えられているためである。同様に、中国共産党政府は自国の虚栄にこ […]

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人権問題でも「数の力」の中国外交

福井県立大学教授 河原昌一郎  中国・新疆のウイグル族に対する中国政府の弾圧が激しさを増している。2019年6月21日に米国務省は世界各国の信教の自由の状況をまとめて報告書を発表したが、それによれば、2017年4月以降、 […]

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