矢野 義昭 中台の緊張がかつてなく高まっていると報じられている。また米中の鍔迫り合いも厳しさを加えている。その背景にはどのような情勢変化や意図があり、今後どのように進展するのであろうか? 高まる中国と米台の緊 […]
論説
「一帯一路」の実態-平和的発展構想の裏に隠された戦略的意図-
矢野義昭 習近平政権が新たな発展戦略として喧伝する「一帯一路」構想にはどのような安全 保障・軍事戦略上の意図が秘められているのであろうか。 またその真の目的は何か、提唱の背景となっている中国の国内事情には何がある のか […]
中国の軍事戦略と「一帯一路」-安全保障・軍事戦略と「一帯一路」発展戦略の関連-
矢野義昭 習近平政権が新たな発展戦略として喧伝する「一帯一路」構想は安全保障・軍事戦略とどのような関連にあるかを、戦区再編後の軍の配備と中国側文献に基づき検証する。 1 中国の海洋戦略の変遷と一帯一路構想提唱 […]
韓国の対応に怒る前に日本人として反省すべき点がある―我々は真摯な防衛努力を行ってきたか、国家に献身する覚悟はあるのか―
矢野義昭 最近、いわゆる徴用工(歴史的事実によれば「戦時契約労働者」と呼ぶのが正しい)問題や海上自衛隊機に対するレーダ照射事件など、韓国の日本への無法無謀な態度に対し、嫌韓意識が日本の国民の間で高まっている。 […]
中断に終わった米朝首脳会談の背後に秘められた米国の戦略―総合的なソフトパワーによる金独裁体制打倒か?―
矢野義昭 ハノイで2月27日と28日の2日間開催される予定だった第2回目の米朝首脳会談は、会談2日目に予定よりも早く中断された。「決裂」とみる向きもあるが、必ずしもそうとは言えない。なぜなら、米朝両政府とも米 […]
パンデミックの陰で強まる米中の覇権争い―高まる日本周辺での軍事的角逐と感染拡大の影響―
矢野義昭 4月7日に終に安倍首相により「緊急事態宣言」が発せられた。新型コロナウィルスによる感染症拡大は、東京都など都市圏で爆発的拡大の兆しを見せている。4月9日現在、世界では感染者は150万人を超え、死者も […]
尖閣諸島防衛のために必要な施策 ―シナリオと法制面からの分析・検討―
矢野義昭 中国は今年2月1日から海警法を施行し始めた。その背景には、長期的な戦略目標達成のための、法制面、作戦運用のシナリオ両面からの練り上げられた戦略が秘められている。 尖閣諸島は歴史的にも法的にもわが国固 […]
急がれる我が国の自主防衛力の確立-米国大統領選の状況から-
河原昌一郎 我が国の防衛体制は日米同盟を基軸としており、米国への堅い信頼がその基礎をなしている。敵国の侵略に対する抑止力として、一般的に、敵国に制裁的に報復して耐え難い損失を与えることによる制裁的抑止力と、敵 […]
香港デモと香港の行方
河原昌一郎 香港の民主主義は生き残ることができるのか。逃亡犯条例修正に反対する香港デモは大きな盛り上がりを見せたが、結局、このデモによって香港はどこに向かうのだろうか。 「外交と国防が中央人民政府 […]
戦争の回避・不回避-米国と北朝鮮の場合は-
河原昌一郎 戦争の回避、不回避は、まったく当事国の意図による。 もし、両当事国がともに戦争を避けるつもりであれば、表面的に両国がどのように激しく対立していようとも、またはどのように危険な状況になっ […]