河原コラム

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人権問題でも「数の力」の中国外交

福井県立大学教授 河原昌一郎  中国・新疆のウイグル族に対する中国政府の弾圧が激しさを増している。2019年6月21日に米国務省は世界各国の信教の自由の状況をまとめて報告書を発表したが、それによれば、2017年4月以降、 […]

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中国特有の外国商品不買運動

河原昌一郎  今年2月下旬、韓国ロッテが韓国政府に自社所有地をTHAAD配備地として提供したことによって、中国でロッテ商品の不買やロッテ店舗のボイコットが巻き起こった。ロッテに限らず、韓国商品の不買運動やイメージ低下によ […]

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中国の言う「発展権」とは?

河原昌一郎  2016年12月1日、中国は「発展権白書」を公表し、中国では発展権が重視され、その実現が図られていることを主張した。引き続き、同年12月4日には、1986年12月8日に国連総会で採択された「発展の権利に関す […]

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名誉とメンツ

河原昌一郎  名誉とメンツ(面子)は、似ている面も少なくないので混同して用いられている場合も少なからず見受けられるが、本質的には全く異なるものである。そして、日本は名誉の国であり、中国はメンツの国である。なぜか […]

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安全と国民意識

河原昌一郎  一国の食品安全のレベルは国民意識によって定まると言われる。国家の安全保障に関することはとりあえずさておき、安全と国民意識との関係をまず身近な食品安全の問題で見てみたい。  食品の摂取は人間の生存に […]

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多文化主義の主張には警戒を!

福井県立大学教授 河原昌一郎  多文化主義とは、国内にいくつかの少数民族が存在するときに、当該少数民族を多数民族と同化させるようなことはせず、少数民族の文化、伝統を守りつつ、多数民族と共生しようとする考えをいう。日本は、 […]

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辺野古移設が憲法違反?

河原昌一郎  辺野古移設が何と憲法違反だと言う。平成31年1月24日に憲法研究者の有志なる130人が記者会見をして公表した声明によれば、辺野古移設は沖縄住民の民意に反して行われていることから、憲法が規定する民主主義や地方 […]

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理想論と現実論-憲法改正論議に思う-

河原昌一郎  憲法9条に関する自民党内の改正論議は、大きく、9条2項を削除する案(2項削除案)と9条2項を維持した上で9条の2を追加して自衛のための必要最小限度の実力組織を保有することを規定する案(9条の2追加規定案)と […]

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家族と国家の共通する役割とは

河原昌一郎   次のような質問に皆さんはどう答えるだろうか。   「ここに50人から成る社会がある。その中には各5人の家族が10家族あるとする。この社会が新たに統治方式を決める場合、家族は全て廃して1 […]

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「脱亜」は明治以来の日本の国是

河原昌一郎   「脱亜」という観点から明治以来の日本の歴史を簡単に振り返って見よう。日本の明治は「旧来ノ陋習ヲ破リ」、「智識ヲ世界ニ求メ」(五箇条の御誓文)、大いに国運を振興するというまさに「脱亜」の誓いととも […]

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